スマートウォッチ戦国時代! 健康特化型『Fitbit Sense 2』という選択肢【使用レビュー】
突然ですが、スマートウォッチ使っていますか?
筆者はApple Watch Series 6でスマートウォッチデビューをしてその便利さにとても感動したものです。そしてiPhoneからAndroidに機種変更したとき、Android対応のスマートウォッチのあまりの出来の悪さに機種変更したことを後悔してしまいました。そこで、スマートウォッチに求める機能を精査してたどり着いた一つのオススメをここに紹介しておこうと思います。
Fitbit Sense2ってどんなスマートウォッチ?
今回紹介するのは『Fitbit Sense2』
そもそもどんなスマートウォッチなのか見てみよう。
Fitbitという会社が開発した健康管理に特化したスマートウォッチだ。ちなみにFitbitはその性能が認められあの巨大企業Googleに買収され、後のGoogle Pixel Watchにも搭載される流れになった!
ちなみに筆者はFitbit Senseを愛用したのち、新型のFitbit Sense2に買い替えた。
新旧モデルを比較してみると姿かたちはあまり変わっていないことがわかる。
厚みのみ減っている印象だ。
次は機能面を確認していこう。公式サイトで売りにしている魅力ポイントはこちら
それぞれ使ってみた感想を含めて見ていきます!
- ストレスマネジメント ⇒ かなりオススメ!
- 睡眠計測 ⇒ おすすめ!
- 健康指標の確認 ⇒ おすすめ!だが(プレミアム必須)
- 心拍数の常時計測 ⇒ 普通
- フィットネス ⇒ いまいち(プレミアム必須)
- Googleのスマート機能 ⇒ 実質使用不可
強力な健康管理機能
ストレスマネジメント
Fitbitは特にストレスマネジメントに力を入れている。
感じ方の違うストレスを一人一人に合うようにパーソナル化し、どのような時と場合にストレスを受けるのかを把握することで人々を健康に導こうとしている。
そして筆者は1か月近く使用しているが、控えめに言っても素晴らしい機能だと感じている。
ストレスのような身体反応を観測したらほぼリアルタイムに通知をくれる。
ただ正確なログを残すにはFitbit Sense2上で気分を選択する必要がある。スマートウォッチではあくまで身体反応を計測するだけで、計測されたときにどのような気分だったのかは各ユーザーによって異なるためだ。
詳しいログはFitbitのスマートフォンアプリかウェブブラウザで確認ができる。
意識していない時に身体反応があったりすると「こんな時にストレスを感じているのか」「今不安だったのか」とわかって対策ができるようになる。
不安な時はマインドフルネスを、ストレスと感じているときは少しウォーキングをなどアプリ上で解決できそうな場合はそれを提案してくれるので時間が取れるときは従ってみると落ち着くことが多い。
睡眠計測
睡眠計測機能はどのメーカーもこぞって力を入れるまさに激戦区となっている。
どのスマートウォッチでもそれなりに計測できるのであまり大きく推せるようなものではないのが事実。
いったいどうやって計測しているのかわかりませんが、この辺はどのメーカーでも確認できるので恐らく正確なのではないだろうか。
ちなみに用語についての詳しい説明もしっかりと用意されているのでこれってどういうこと?となることは無いと思います。
睡眠時間、心拍数、血中酸素濃度など詳しく確認することができます。
異常な数値が検出されたりおかしなグラフになっていない場合は特に詳しく見る必要はないかと思います。
睡眠ステージと呼ばれる深い睡眠やレム睡眠などの段階を現したグラフも確認できます。
こちらは30日平均や同年齢の人と比べて確認することができます。
Fitbit独自機能として、今日のエナジー機能と睡眠プロフィール機能があげられます。
今日のエナジーは、睡眠の質や心拍変動など総合的に判断してワークアウトにベストな状態かを判断することができる機能です。数値が高ければ高いほど体を動かすのに適した状態と言うことになります。
数値が高いとワークアウトをしなくても確かに元気に過ごせているかも、そんな気がします笑
睡眠プロフィールは、あらゆる動物の睡眠と比較して睡眠傾向が似ている動物を現してくれる機能です。どの動物になっても正解不正解はありません。見ていて面白い機能です。
大量のデータがあって初めて使える機能なので、計測し始めてすぐには確認することができません。
ただしこの独自機能、Fitbitプレミアムのみの提供でサブスク課金が必要な機能になります。
健康指標の確認
こちらはFitbitプレミアム限定の機能です。
過去90日をさかのぼり自分の健康状態をしっかりと把握できるようになる機能となります。
健康状態のトレンドを確認できるので定期的に確認して役立てることができます。
また、ウェルネスレポートというFitbitで記録した健康状態の一切が記載されたpdfを作成することもできる。
病院にかかる際に使用したり、自分で見てみたりすることができるが、滅多に使用しない機能だ。
心拍数の常時計測
心拍数は常時計測しているみたいです。
ただし、不規則な心拍を探知して通知する機能、日本じゃ認可されてなくて使えない。
Apple watchで通知が来て病気を未然に防いだという出来事がSNSでバズったことがありますが、Fitbitでも同様の機能自体はあるので今後に期待ですね。
フィットネス
アプリ内にフィットネス機能があり、日本語のビデオも多数用意されている。
しかし、そのほとんどがプレミアム限定公開となっており実質プレミアムが必要なサービスとなっている。
ビデオは試してみた感じかなりいい感じで数分のワークアウトから十分を越えるものまで多種多様。
ヨガやマインドフルネスも充実しているのでこれだけでもプレミアムに入る価値は十分ある印象。
マインドフルネスアプリのCalmの一部音声もプレミアム限定で聞くことができる。
Calmもサブスク必須アプリなのでこれはうれしい!
Googleのスマート機能
じつはまだほとんど全ての機能が公開されていない。
公式サイトで見てみても、Googleマップなどがスマートウォッチ上で確認できるようになるみたいなのだが、近日中に提供予定となっており試すことすらできないのが現状だ。
Googleのスマート機能を重視して使ってみたい場合は、現状Fitbit製品を選ぶのは控えた方が良いだろう。Google Pixel Watchが最適な選択となるはずだ。
Fitbitの強み
Apple WatchやGoogle Pixel Watch、その他のスマートウォッチも基本的に健康管理機能は搭載されている。特殊なセンサーで手首周りをスキャンして可視化していくものだ。どれも似たような機能があるが特に大切なのは、どれだけ沢山のデータを持っているのかと言うところではないだろうか。
その点についてFitbitはどこよりも早くリストバンド型のデバイスを開発し健康管理に邁進してきた。
約10年にわたって取ってきたデータは財産となり私たちユーザーの手助けとなる。
何か不調の兆しが観測された場合、過去のデータと照らし合わせ最適なアドバイスを送ることができるのも長い歴史があればこそだろう。
Fitbitを選ぶ理由
まず第一に筆者はスマートウォッチのメインの機能はあくまでも”ウォッチ”(時計)だと考えている。一日中装着している場合、”時間を確認する”ための”時間”はどれくらいだろうか?
ほとんどの時間、時計を意識することは無いのではないだろうか。ではその意識していない時間に何をしてくれるのか、これがソフトウェアを搭載したスマートウォッチに求める部分だと筆者は考えています。
この部分に各社は力を入れている。AppleのようにiPhoneとのシームレスでストレスのない連携、エコシステムとしての完成度の高さ、単純に生活の質を上げるための体験を提供してくれている。
Google Pixelもそれに追随しようとしている。スマートフォンの拡張、それはつまり生活の質を上げることに直接繋がっている。これは一度スマートウォッチを使用すれば気軽に体験できる。
Fitbitはどうだろうか?Googleチームに参加したが今のところスマートフォンを拡張できるような機能はさほど無い。だが健康と言う現代の人間が生きていくうえで意識せざるを得ない根底の部分に極振りした製品を提供している。
先ほど言ったように、あくまで時計であるがゆえ時計をいじり倒すようなことは滅多にしないデバイス。メッセージの送信ができたりするがあくまでスマートフォンの補足的な立ち位置に収まっている現状では、使用していなかったり画面を見ていない時間の方が圧倒的に多い。その時間に陰ながら人間の健康状態を計測し続けイレギュラーが発生したら解決のためにアドバイスをくれる。
そこに筆者は価値を見出した。
まとめ
最後に割と大切なことなのだが、機能に特化しているおかげなのか電池持ちがかなり良いです。
充電しないで2~3日は持ちます。Apple WatchやGoogle Pixel Watchは毎日充電が必要な感じですが、Fitbit Sense2は充電を忘れていても大丈夫。2~3日の旅行なら充電器も不要だと思います。
- Fitbit Sense 2 は健康に特化したデバイス
- スマートフォンとの連携が重要ならほかのスマートウォッチを選ぶべき
- Fitbitアプリのすべての機能を使うにはプレミアム(サブスク)登録が必要
- 健康管理機能はかなりの高性能
- ストレスに悩んでる方や不安症で悩んでる方には特におすすめ
- 電池持ちが良い
健康を一番に意識するユーザーであれば、Fitbit製品は最適解と言えるのではないだろうか。
コメントを残す